「パソコンの周辺に乱雑に置いてある用具を片付けたら、気分がスッキリした」「くすんだ鍋を磨いたらイライラが治まった」こうした経験は、脳生理学的に理にかなっているそうです。

東邦大学医学部の有田秀穂教授は、「一定のリズムを伴う運動は、脳内のセロトニン神経という神経細胞を活性化させる。この神経はセロトニンという物質を分泌し、イライラや落ち込みを静める作用がある」と言います。

一定のリズム運動を五分間続けると、セロトニンが活性化されます。掃除の中心的な作業の「拭く」「掃く」「磨く」という動作は、適度なリズム運動なのです。

また、掃除をすると、『綺麗になった』という達成感を味わえる点は、心身に好影響を与えます。掃除はまさに魔法の活動といえます。

部屋の状態はその人の心を映し出す鏡のようなものです。気になる汚れを一つひとつ片付けることが自信につながり、心の状態をさせてくれるのです。

まずは、一ヶ所をピカピカに磨くことから始めてみましょう。

 

『職場の教養』より