かつて将棋会初の七冠を達成し、勝率七割を誇る羽生義治名人。来年のバンクーバー五輪を目指すアスリートたちに、「羽生流・勝利の掟」を講義しました。

テーマは「決断力」です。以下の勝つための五カ条を、選手たちに贈りました。

①直感力―長く考えた答えが正しいとは限らない。これまでの経験などを基に、直感を最優先する。

②大局観―先入観にとらわれず、広い視野で物事を判断する。

③見切り力―必要かどうか分からないものは思い切って捨ててみる。

④忘却力―失敗したら原因を反省するが、その後は切り替える。

⑤裏切らない―自分自身や周囲を裏切っていないか。やれることはぜんぶやったという自信があれば、胸を張って決断し、期待に応えられる。

「気づいた時は、その事を成し遂げる最高のチャンス」です。そして、そのいっしゅんにこそ、自身の決断力が試されることになるでしょう。

“ここぞ”という場面で、しっかりと決断できる心を育んでいきたいものである。

 

『職場の教養』より