今年の四月、イギリスのオーディション番組に出演したスーザン・ボイルさんは、一夜にしてその歌声が認められ、四十七歳で国際的スターとなりました。

ステージに登場した際は、あまり目立たない雰囲気で、審査員も、無関心のようでした。しかし、ボイルさんが歌い出すと、会場の聴衆約三千人からざわめきが起こり、歓声と拍手によって、会場の雰囲気は一変したのです。

この番組の模様は、わずか十分後にはインターネット上の動画配信サイトに転載され、一週間後には四千三百万回を超える驚異の視聴回数となりました。

「天使の歌声」と称され、世界中の人々を魅了したボイルさんですが、彼女は子供の頃から歌手になりたいという夢を持っていました。しかし、二年前に病弱だった母親が他界するまでは、母親の介護に人生の大半をささげてきたのです。

そのような状況の中で、ボイルさんは夢をあきらめずに絶えまない努力を続けてきました。私たちも夢や目標に向かっての努力を継続し、内に秘めた能力に磨きをかけて、自らの才能を開花させていきたいものです。

 

『職場の教養』より