ニューヨークを観光していたAさんが、エンパイア・ステート・ビルディングを訪れた際、土産売り場近くにあるコインの圧延機に目を留めました。

1セントコインをつぶして、ビルのデザインを刻印してくれるというもので、Aさんも一つ作る事にしました。すると、一緒にいた友人が「日本では、時刻の硬貨でこういう商売をすると違法なんだよ」と教えてくれたのです。

帰国後、Aさんがさっそく調べたところ、たしかに日本で硬貨に故意に傷つけると、貨幣損傷取締法により「一年以下の懲役、または二十万円以下の罰金」に処されることが分かりました。

お金というものは神聖な存在です。お金を抜きにして私たちの生活は成り立ちませんし、企業活動においてもお金がベースになります。金額の大小にかかわらず、お金に対する畏敬の念は人として失ってはならないもんです。

「一円を笑うものは一円に泣く」という諺があるように、『わずかなお金でも大切に扱う』という、感謝の念を忘れずにいたいものです。

 

『職場の教養』より