日本のジャズシーンの第一線で活躍する、サックスプレーヤーの坂田明さん。ミジンコ研究の第一人者として、水産学の分野でも活躍しています。

広島県呉市で生まれた坂田さんは、船乗りを目指し、海員免許を取得するために広島大学水産学部(現・生物生産学部)へ進学しました。ところが、免許を取るためのコースがなくなり、目標を見失って二年間留年をしていましました。

そんなある日、坂田さんはサックス奏者として名高いジョン・コルトレーンの公演を聴きに行きました。二時間の激しいステージ後も、楽屋でサックスを演奏し続ける姿を見た坂田さんは、彼の真摯な取り組みに感銘を受けました。

この出会いが坂田さんの転機でした。挫折から立ち直るきっかけは人それぞれですが、その一つに人との出会いがあります。自分の殻に閉じこもってばかりでは、出会いのチャンスにも恵まれません。

うまく事が運ばない時こそ、人や物との出会いがインパクトとなり得ます。そのためにも、まずは行動してみる。それが前進の第一歩なのです。

 

『職場の教養より』