新聞を読みながら食事をしていたK氏は、ある投稿記事に目を留めました。「作物には口先だけのウソやごまかしは通用せず、誠実さが求められます。出荷までこつこつと手作業です。豊作だと驚くほどの安価になり、値崩れを防ぐために自ら出荷を調整したり、出荷をあきらめたりする時もあります」

そこで、スーパーで買ったおにぎりの放送を、K氏はしげしげと眺めてみました。そのラベルには栄養素として「蛋白質」「脂質」「炭水化物」「ナトリウム」のパーセントが記され、原材料として「塩飯」「ゴマ入り昆布佃煮」「のり」などの名も細かく明記されていました。

ラベルを見ながら、『原材料を作る人あり、加工する人あり、運ぶ人あり、そして売る店があり。だからこそ今、自分が食べることができ、栄養を得ることができるんだ』と実感しました。K氏は食事のありがたさを、強く噛み締めたのです。

大自然の恵みと多くの人々の働きが、一つの食事には込められています。私たちに生きる力を与えてくれる日々の食事に、深い感謝の念を持ちたいものです。

 

『職場の教養』より