中国に「過ちては即ち改むるに憚ること勿れ」という格言があります。

「自分が誤っていると悟ったならば、躊躇なく即座に改めるべきである。体面や思惑によって、改めることを恐れてはならない」という意味です。

人は失敗した時、なんとか弁解しようとしたり、取り繕うような行動をとってしまいがちです。また自分の欠点に気づいても、それを正そうとはせず、小さな面子にこだわり、自説を曲げないなどの頑固さを見せてしまいます。

失敗や過ちがあった場合、周囲に知られないよう隠して処理しようとするのも人間の性です。しかし、このような態度は、結局自分の器を小さくし、人間関係がスムーズに運ばない要因にもなってしまいます。

しかし、間違いのない人生はありません。「間違った時が絶好の改善のチャンス」と考えましょう。率直に非を認め、自己研鑽に積極的に取り組むのです。

失敗した時にこそ、その人物の度量が窺い知れます。改むることを憚らない態度に、周囲は強い信頼や期待を寄せるものなのです。

 

『職場の教養』より